日本で殺処分される犬や猫は1日約1,000頭。
空前のペットブームの陰で毎年20万~30万頭の犬、猫が人の、飼い主の意思によって殺処分されています
2008年まで福岡県は殺処分ワースト1でした、それ以降もワースト上位を占めています
殺処分されなければならない犬、猫の問題の原因は人間にあります、人の心の問題です
飼い猫に不妊手術をせず産んだからとみずからセンターに持ち込む飼い主、人間の手で売り買いされた犬や猫たちも捨てられたり持ち込まれたり毎日毎日殺処分されています
とある住宅の方でノラ猫に餌やりだけやっている人が「自分は増えたら苦情が来るから増やしたら大変と思って川に捨てに行った」と言われました
増やさないように努力しているというアピールのつもりで言われた言葉に唖然としました
「この問題は何かが麻痺している」
動物との共生というきれいな言葉を使ってもわかってほしい人には伝わらないんじゃないのか?
どこに立ち戻ってどこから説明するべきか?
猫の問題は長い時間の中で解決しないままおざなりにされてきた背景があります
それぞれの立場で対立してきた住宅街の事情はどこの地域にも見られます
特に感じるのは猫で困っている方は「猫を殺す」ということは考えていないということです
「殺さずに何かいい解決する方法はないのか?」
と思っている方がほとんどなのです
ノラ猫の問題を不妊手術をすれば一代限りの命でずっとこの状況ではなくなるということを説明すると
「期限があるのなら見守ることはできる」と言われます。
こういう考えが少しづつでも広がっていけば猫は嫌われ者にはなりません
「裏庭を掃除したら猫の糞でスーパーの袋いっぱいになった」とか
やっと家を建てて引っ越したら庭は猫の糞だらけにされているという苦情を聞きます
でも猫飼いの方や餌やりの方は「猫の糞くらい・・」と言われたりします
こうやって人のはざまでいいように扱ってこられたのが猫なんだと思います
犬も猫も野生の生き物ではありません・・・いのししやサルとは違います
自然に戻る動物ではありません
人の手でしか生きることができない生き者たちです
人間がきちんと向き合って変えていかなければならないことだと考えます
いい加減な飼い主、中途半端な猫、犬好きが猫や犬の立場を悪くしています
少しでもできることをやっていくという意思で啓蒙活動、TNR活動、譲渡活動をおこなっています
*私たちのTNRエリアにはトイレを設置しています
neconowa@gmail.com