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2012.08.07
8/7(火)晴 イチ
今朝は三日姿を見せない猫さんがいるので・・・
交通事故にあったかもしれない・・・
懐こい子だから私たちが知らないところで連れて行かれたのかもしれない
そんなことを心配しながらの朝の始まりでした。
風ひとつなく暑かったけど・・・今朝は特別オキエサを見落とさないように給餌場所を歩きました
今朝も散らかって蟻とダンゴ虫だらけのオキエサを回収しました
昨日の夜、ねこのわスタッフのマルさんが活動エリアで苦情を受けました
私たちの活動場所は無責任なエサやりをする方が多くそのことを普段から腹立たしく思ってる方からでした
マルさんは殴られそうで恐かったけど、自分たちはただの無責任な餌やりでないことを私たちの活動の意味を時間をかけて
説明したそうです
猫を増やさないように不妊、去勢手術を行っていること、昨年全て手術が終わっているエリアは40%減少していること。
私たちは捨て猫をさせないようにパトロールを兼ねた給餌であること、手術を終わった猫は一代限りとなり見守っていくこと。
オキエサをせずお皿で食べさせた後は片付けて帰っていること、オキエサを見つけたら回収していること、
オキエサしている人がいたら辞めていただくよう促していること、
トイレも試験的に設置していてまだ上手くいっていないこと・・・etc・・・・
最後はそんなことは知らずに悪かったと・・・猫が悪いんじゃないと・・・きちんと話したらわかってくださったそうです
そうなんですみんな猫が嫌いなわけではないんです・・・・
無責任なエサのやり方に怒ってられるのです
それでいつも猫が悪い、猫をいなくならせろと・・・怒りの方向が間違った方向へ向かうんです
マナーのないエサやりに怒ってられるのです
無責任なえさやりの方は独自の持論をそれぞれ持ってられて辞めてくれない方が多いです
そして・・・猫がかわいそうと無責任にオキエサをする人がいちばん猫にとって困った方たちなのであり
猫の立場を悪くしている原因はこの方たちなのです
最初に苦情を言われて私たちの説明で納得された方はこの活動のよき理解者になってくれます
猫が嫌いな方も私たちのやり方は応援してくださっています
今回のような苦情は一度や二度ではありません(今回は恐い度MAXだったらしいですが・・・)
一年前の始めた当初は何度も何度も苦情を受けました
苦情を受けて説明すると今度は相談をよく受けるようなりました
うちの近所もただエサだけやってる人がいるがという相談や
自分も家に来る野良猫にご飯を上げているが手術はどうしたらいい?という内容まで
それぞれの立場の人から相談を受けます
なんでしょうみんなどうかしなければ・・・と思いながらただやり方がわからず悩んでおられるのです
猫は繁殖能力が高いので手術をしないと一年に3.4回出産すること一匹の猫は生涯で(野良猫の命は4.5年位)100匹
くらい産むこと、猫は生後半年から出産できる身体になるのでまたその子猫が子供を産むこと・・等を説明すると
ただのエサをやる行為がどんなに無責任なことかわかっていただけます
そうやって相談を受けた中から・・・自宅に来る野良猫にエサだけやっていた方が避妊手術をされました
ただの餌やりの方の意識が変った瞬間を見ることができました
一人でもわかってくれる方を増やしたい、野良猫に手術が必要だとあたり前に思う社会になってほしいと
そんな気持ちで・・ただただ大変なこの活動を私たちは続けています
自分たちが出きる事は限られていますが一匹でも手術を受ける猫が増えてドイツのような殺処分のない
そして野良猫という立場の猫たちが少なくなるようにという願いだけで私たちはこの活動をつづけています
人の意識を変えていくのは簡単なことではないとこの一年で実感しました
苦情は、はなしが出来るいい機会だと前向きに考えていますが・・・大変な労力なんですよね
いつもへこみますよね・・・マルさんお疲れ様でした。
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三日顔を見せなかった猫さんは・・・給餌が終わって車に戻ったら車のしたで私の帰りを待っていてくれました
毎日、いい事と大変なことがミルフィーユのように折り重なっていきます。
さあ、がんばらなきゃね。