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2014.08.10

さあ、前に進みましょう。

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覚えてますか?
今年の初めに正式譲渡になったはぐみさんです

6か月後、飼い主のKさんの飼育放棄により戻ってきました

戻ってきたのは6月14日です、私の気持ちの整理もつかず書こうとするとKさんに対する怒りと悲しみで書ける状態ではありませんでした

でも、はぐみさんはそんなことなく毎日当たり前のようにかわいく生きているんですよ

それで私もはぐみさんのために前に進む決心がつきました

最初は眉間にしわが寄ったかたい表情でした

捨てられた子がそうするように大声で鳴いて一緒に行ったマカロニと捨てた飼い主を探しました

自分の家じゃないことを必死で鳴いて鳴いて訴えていました

あの時、私ははぐちゃんを抱きしめてごめんね、私が悪いからごめんねとあやまりながらはぐちゃんを抱っこしてました

6/21日Kさんからメールがきました

はぐちゃんにこんな思いさせておいてKさんはすっかり手放す方向で心迷いのない内容でした
それなりに反省はしてる文面もありましたが
「はぐちゃんともう一度暮らしたい」とか「ちゃんとご飯食べてるだろうか」とか一切なく
マカロニははぐちゃんを探すこともなくホッしています、はぐちゃんには幸せになってほしいという一文に「ふざけるな」とつぶやく。

私のいかりは収まるどころか寝ても覚めてもはぐちゃんの気持ちを考えると怒りでもやもやするばかりでした

6か月も一緒に暮らしてはぐちゃんの気持ちもつかむことができずそんな人間にはぐちゃんを渡した罪ではぐちゃんに申し訳ない日々を過ごしていました・・怒りと脱力の交差状態

トライアル中のはぐちゃんはKさん宅に行ってさびしいとき粗相をする子でした
毎日ではなく3日に1回くらい・・・
それを受け入れて正式譲渡して今年になってほとんど粗相はしていなかったんです
それが息子さんが大学で遠くに行って少し粗相して落ち着いて・・・

ご主人もいなくなり、家族だったはぐちゃんはそれがさびしかったのです
それで一日に1回粗相をする日々が続いたそうです
その環境にはぐちゃんが慣れればあの時と同じく粗相はやむことが分かっていたはずですが
2週間くらいたって飼育放棄の方向で息子さんと話されて私に連絡が来ました
はぐちゃんの粗相できーーってなるときいたので
そんな嫌われていてはぐちゃんが不憫だったのですぐに私ははぐちゃんを連れにいきました
「はぐちゃん、おばちゃんとこ嫌だったらいっぱいいっぱい粗相していいよ」車中大声で不安鳴きをするはぐちゃんと
一緒になきながらかえりました
私は保護主でもはぐちゃんにとってはもう赤の他人です、私と過ごした時間よりKさん家族と過ごした時間のほうが長いのです
最初は不安鳴きがありましたがこの2カ月こちらでは一度も粗相をしていません
あれにもこれにもした・・・とKさんがいうので似た材質のものをおいてはぐちゃんこれならする?
と誘ってみましたがしません
粗相で嫌われて一度ならず二度も捨てられたはぐちゃん、戻ってきてさぞかしつらくて寂しかっただろうに一度もしません。

なんやったんやろ?
Kさんにそれを伝えても「私の対処が悪かったということですか?私は一生懸命対応しましたが・・・・」といわれました
その時点ではぐちゃんのことこの人まったく理解できていないと思いました
物や形式じゃない、はぐちゃんそのものを見ていればはぐちゃんの心の動きがわかったはずです
はぐちゃんはただただ寂しかったのだ、だから時間とともに粗相がなくなることははぐちゃんを6カ月見ていたらわかることなのだ
家族と離れてさびしかったのだ、そんなはぐちゃんを捨ててさらに追い打ちをかけるような仕打ちをした人間に
腹が立つ
私、人間はしゃべれるから・・自分の気持ちとか伝えられるからあんまり誰かのために声を発することはあまりしない
Kさんもいろいろあるだろうけどこうやって猫をすてる計画もできるし、自分のつらいことは友達にも話せる

でも、猫は何もしゃべれない、飼い主に見捨てられるなんて思ってもいない。飼育放棄をすることになんの罪もないかのように堂々と帰したあの日を私は忘れない
まるで正当防衛のように飼い主の言い訳だけ聞いてて腹が立った、はぐちゃんの立場を守るのはあの時私しかいなかった

後日、Kさんが落ち着いたとしり、私は電話でしこたまKさんをおこりました。誰でもない一人ぼっちになってモノも言えないはぐちゃんのためだけに怒りました
一人になって寂しいおもいをしてるKさんに向かっておこりました

人間って強くないとペット飼っちゃいけないよ・・・と思います
自分が弱かったら、自分より弱い立場の犬や猫をどうやって守れるんだよ・・・
くやしいおもいで怒りました


そんな人間にマカロニを任せておくことはできない、今度何かおきればあの人はマカロニを捨てることになると判断し「マカロニを私がひきとる」ことを伝えると
態度は一変します

「あの子だけは頑張って私が最後まで見ます」と言われたが正式譲渡の時そう言って半年後にはそのことを反故にした
人間を私が信じるわけもない

何でも言うとおりにしますからとお願いされた・・・・なんでその勢いではぐちゃんは守れんかったんやろうね

はぐちゃんをやっかいばらいしておいてマカロニだけは土下座する勢いで守られた・・・・

あの人の中で・・・マカロニはあたりで、はぐちゃんははずれの猫だったんだろうね

言うとくけどそれは違う・・・はぐちゃんはほんとにやさしい子なのだ・・そんな見方しかできんあんたがあんたみたいな人間のほうがハズレ人間なんよ。

保健所に持ち込む飼い主の言い分は大抵はそんなところ・・・・
家族形態が変わって仕方なく・・・なんです・・・
私もつらいんですよーしたり顔で正当防衛のように自分を擁護する言い訳をする大人たち
もともと捨て猫だったのを拾って飼ってあげてたんですけど・・・って多い気がします
私は捨て猫を救ったほんとはいい人間なんですよ、アピール・・・
捨てられる殺される原因はいつも人間の都合・・・

殺処分や遺棄される犬や猫が減らんのが納得できた出来事でした

そら、減らんわ、やっとられん・・・こんなこと・・・やっとられん・・・と何度も思いました
好きでやっとることなんやろうって言われるけど
ちょっと違う・・・今の子供たちに処分とか飼育放棄で困難を解決するやり方を大人が見せていることを
恥ずかしく思うからやっている
子供たちが大人になってもそれしかやり方を知らなかったら同じ過ちを繰り返してしまう・・

私は小学生の時、殺処分される保健所のことを知った

私は先生に聞いた「学校では動物愛護月間てあるでしょう、あの時動物の命の大切さ習うでしょう、でも大人たちはどうして保健所でたくさんの犬や猫殺すの?」

「世の中は間違ったことがたくさんあります、あなたたちが大きくなって正しいことに変えていくことが大事」

その時担任の先生の言葉です

犬や猫は昔から人間とともに暮らしてきた生き物です
野生の生き物ではありません

犬は吠えることを仕事としてきた犬種、噛むことを仕事とされてきた犬種もいます

猫も穀物を守るためエジプトで飼い始められたのが世界中の飼いネコの起源といわれています
農業が盛んになり猫は世界中で飼われるようになりました
日本の飼い猫は経典をネズミから守るため船に乗って中国からやってきたといわれています

人間とともに暮らしてきて現代社会で必要性がなくなったから増えすぎて困るからと殺される捨てられるようになったのです

先日、夏休み中の学童保育の子供たちにこういう観点からの猫の飼い方をお話してきました

子供たちはキラキラした目で聞いてくれました、思った以上に理解してくれてびっくりしましたが

そういえば私が保健所で殺される犬や猫のことを知った時と同じ年の子供たちでした

小さな弱い生き物にやさしい大人になってね、、、とおもいながら話をしました


話はそれましたがはぐみさん戻ってきました・・・・最初に保護されたときと今回で2回目捨てられました

過去は引きずりたくないので名前を新しく「花ちゃん」にしました

花ちゃんの赤い糸探しゆっくりはじめようと思います

今日は花ちゃんの元気な姿の紹介です

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実はつき、きらちゃんとも過ごしていました^^

つきくんが花ちゃんを気に入って「お姉ちゃんストーカー」して追いかけたり追いかけられたりしてました

キラちゃん、長毛なので「この子は猫なんですか?」
って思ってたみたいです

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つきくんのお尻を匂ってみる・・・・んーくちゃい?
実はつきくんきらちゃんに花ちゃんと私は救われたように思います
つきくんきらちゃんが無邪気すぎて救われました
そして二人の嫁ぎ先のMさまにも癒されてました
二人が嫁ぎ、花ちゃんも赤い糸がんばろうね~と思えるようになりました

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ノアシドママさんに頂いた猫ベット、キキララちゃんに~ということでしたがあの子たちまったくの自由すぎる猫さんだったので本棚の隙間とかあちこち眠くなった場所で寝たりして場所が定まらず使ってなかったら、そこがしっかり
はなちゃんの場所になっています
お礼が遅れましたがしっかり使っていますよ~ありがとうございました^^

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花ちゃん、黒ネコさんたち卒業したけど今度は白猫兄妹やってくるかもよ~^^

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